山行報告書

【記 長谷川】
2004・10/17 奥多摩・志田倉沢

メンバー 長谷川
スケジュール

下山口駅5:40⇒奥多摩駅7:40⇒惣岳8:05→志田倉沢出合8:20→二股9:20〜9:30→支尾根9:50→大ブナ尾根10:40〜10:50→御前山11;40〜11:50→湯久保集落12:55→北秋川橋14:40⇒五日市駅15:15⇒所沢16:40

ユラユラ揺れる「しだくら橋」を渡ってすぐに杉林を下ると志田倉沢になる。

暗―い沢でヤナ感じ。沢床を全面水が流れている。「帰ろっか、一人だし」とのグウタラ虫の甘い囁きを振り切って入渓、じゃぶじゃぶじゃぶ‥‥あーあ。すぐに4m滝となる。直登するとなると頭からのシャワークライムになりそうなので捲く、昨日お風呂に入ったし。4m滑滝を越えるとすぐに取入口となり、さらに水量が増す。3m、4m、3mいずれも左から直登、いくつかの滑を越えると6m滝、これも左から直登、ホールドが豊富で簡単。やっと沢にも陽光が差し込みやや気分が良くなってきた。さらに小滝をいくつか越えると二股となる。

左が本谷のようだが手元のルート図を見ると「右に行くんだヨ」となっているので素直に右俣に入る。傾斜がかなり増してくる。4m滝を越えるとすぐに源頭になる。左の支尾根に上がると微かな踏み跡がある。広葉樹林の中を登ると30分位で大ブナ尾根に出た。

まだかなり時間が早いので御前山を越え、湯久保尾根を下降することにする。湯久保尾根、先週の馬頭刈尾根は、私が高校生のころ歩いた「あーなつかしの道」なのです。30数年前には展望抜群だった道も杉林の暗い尾根に変わっていた。

暗い尾根がイヤなので途中から湯久保の集落に降りる。南向きの急斜面に家がぽつぽつある。いろいろと大変だろーな。庭先にはピンクの濃淡鮮やかなコスモスが揺れ、正面には浅間尾根の蒼い山稜が穏やかなカーブを描いて東の地平に沈む。急勾配の道を小沢のバス停へ。あっバスが行っちゃった。タッチの差でした。1時間以上バスはないので仏沢の滝入口まで舗装道路をテクテク歩く。